カナダ横断の旅の中で最も強烈な思い出の一つは草原の風景です。ロッキー山脈の東側に近づくにつれて丘は緩やかになり道もまっすぐになってきます。ついには、丘を上って越えると、1500キロ近いまっすぐな道を車で走ることになるのです。そして正面には地平線が。。。見渡す限り丘はひとつもありません。
この写真はロッキー山脈を去ってすぐ後に撮ったものです。西海岸の山で生まれ育った私にとって、これが生れてはじめて見る草原で、驚きました。草原で育った者の中には太平洋を見たいという人たちがいますが、私にとっては草原の光景は太平洋と同じくらい感銘を受けるものでした。これが「隣の芝は青く見える」現象とでも言えるものなのでしょうね。

観光客があまり草原を訪れることがないのは残念だと思います。アルバータ州エドモントンにあるウェスト・エドモントン・モールまででもいいから運転してみれば、「開かれた空間」という表現の意味が発見できるはずです。残念ながら、「生きたまま食べられる」という表現の意味も発見してしまうかもしれません。なぜなら、草原は「蚊」に優しい環境です。普段には、なぜか私は蚊に刺されないタイプだが草原にいる蚊たちは西海岸生まれの人の肉が好みだったようです。痛え〜
草原は主要な農地で、穀物が主要な収獲物となっています。このような穀物エレベーター(grain
elevator) はサスカチュワンのいたるところで見られます。そして穀物エレベータの前にある列車はカナダ中でよく見ることができるものです。他の国とは違って、カナダには旅客列車というものがほとんどありません。その代わりに列車は海岸から海岸へ国を横断して品物を運ぶために使われています。こうした列車は非常に長く、旅客列車に比べると、比較的ゆっくりと走ります。でも、こうした列車はロッキー山脈を上って越えるほどのパワーがあります。とても感銘を与えられます。
UPDATE:
このページをアップロードした後、Lindsay Hansonというカナダの人からメールが届きました。彼が書いたのは:
大草原に生まれた、現在に大草原の離れたOttawaに暮している自分にとっては、大草原のページに乗っている写真はすばらしいものです。得に、穀物エレベーターが写るイメージが私にとって好みだった。なぜかというと、自分の実家になっているBroadview, Saskatchewanにある穀物エレベーターですから!だが、残念ながら、ちょうど先週この穀物エレベーターが取り壊されました。これはSaskatchewanの穀物組み合いがその地域を「発展」したいというからだ。このすばらしいカナダのシンボルが大草原からどんどんなくなっています。
To Central Canada